展開 キャリア・スタディ科目群
国際政治史Ⅰ
History of International Politics Ⅰ(CF221)
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配当年次 |
2年次 |
単位 |
2 |
開講学期 |
春学期 |
履修条件 |
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授業形態 |
アクティブラーニング
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能力要素(メイン) |
問題発見力・解決力
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能力要素(サブ) |
思考力・判断力
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その他 |
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使用する言語 |
日本語(80%), 英語(20%)
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ナンバリング |
CF221
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到達目標 |
国際社会における公共政策の基礎となる政治学の歴史的知識を身につけ、それらの課題を分析・解説することができる。 |
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クニヤス トシヒコ
國安 俊彦
Toshihiko KUNIYASU
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授業内容・計画
本授業は、20世紀半ば以降における国際政治の歴史的変遷を、主として冷戦を中心としながら検証するものである。第一次大戦、第二次大戦を象徴とする熱戦の時代と異なり、20世紀後半はアメリカとソ連による冷たい戦争が国際社会の形を決定づけた。冷戦は米ソ両国のみならず、欧州や日本、そして第三世界をも巻き込むこととなり、その対立形態は政治軍事面のみならず、経済、文化など多様な領域に及んだのである。冷戦が終結して約25年が経過した現在においても、その負の遺産は依然として国際社会に影響を与えている。 本授業においては、冷戦を政治経済のみならず、映画や文学など様々な観点から学ぶものであり、それを通じて学生は歴史的意味を理解し、21世紀における国際社会の将来像について展望することができる。 ちなみに「国際政治史Ⅰ」においては、第二次大戦終結後から1950年代までを扱うものとする。
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[主な予定項目]
第1週 |
第二次大戦 |
第2週 |
パックス・アメリカーナ体制の確立 |
第3週 |
スターリニズムとソ連政治 |
第4週 |
冷戦の起源 |
第5週 |
東欧の共産化 |
第6週 |
ドイツ分断 |
第7週 |
NATOとワルシャワ条約機構 |
第8週 |
中国革命 |
第9週 |
朝鮮戦争 |
第10週 |
マッカーシズムと反共主義 |
第11週 |
インドシナ戦争 |
第12週 |
ハンガリ-動乱 |
第13週 |
平和共存 |
第14週 |
核抑止 |
第15週 |
第三世界の非同盟主義 |
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授業についての留意点
「国際政治史Ⅱ」と併せて履修することを強く勧める。グローバル・スタディ科目群、キャリア・スタディ科目群における他の国際関係の授業を履修し、体系的な学習をすることが望ましい。 授業の準備として、新聞、テレビのニュース等を常にチェックすること。また授業のテーマに関連する論文を配布するので、事前に読んでおくこと。
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評価基準
授業への取り組み | 10% |
試験 | 50% |
レポート | 40% |
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教科書
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参考文献
(1) |
『冷戦 その歴史と問題点』
J・L・ガディス 著
(彩流社)
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(2) |
『冷戦史 その起源・展開・終焉』
松岡完、広瀬佳一、竹中佳彦 編
(同文舘出版)
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(3) |
『20世紀の国際政治 改訂増補版』
松岡完 著
(同文舘出版)
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評価方法
平常試験(小テスト・オーラルテスト・リポート等)
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